Googleマップ・Earthの裏技|地図をもっと楽しむ便利機能を紹介

スマートフォンのGoogleマップとパソコンの立体的な地球を見比べながら旅行計画を立てる人物 Googleの裏ワザ

Googleマップは「経路」、ストリートビューは「入口」、Google Earthは「地形」と使い分けると、初めての場所でも迷いにくくなります。

オフラインマップや複数目的地、駐車位置保存、3D表示、過去画像など、知っているだけで移動や旅行がラクになる機能は意外とたくさんあります。今回は2026年10月8日時点で確認できる情報をもとに、Googleマップ・Google Earthの便利な裏技15選を、注意点も含めて分かりやすく紹介します。

  1. Googleマップの裏技とは?まず覚えたい基本の便利機能
    1. 1.北をいつも画面の上に固定する
    2. 2.片手でGoogleマップを拡大・縮小する
    3. 3.行きたい場所をリストへ保存する
  2. Googleマップの裏技で旅行や移動をラクにするには?
    1. 4.複数の目的地を一つのルートにする
    2. 5.出発時刻・到着時刻から逆算する
    3. 6.徒歩では「詳しい音声案内」を活用する
    4. 7.「ライブビュー」を探しているならGoogleマップのレンズを確認
    5. 8.オフラインマップは旅行前にダウンロードする
    6. 9.駐車した場所を保存する
  3. ストリートビュー・位置情報の裏技はどう使う?
    1. 10.ストリートビューでは「建物」より「入口」を確認する
    2. ストリートビューの画像はぼかしをリクエストできる
    3. 11.現在地共有は「誰に・いつまで」をセットで考える
    4. 12.シークレットモードは「完全匿名」になる機能ではない
    5. タイムラインは自分で有効にして使う機能
  4. Google Earthの裏技とは?3D・計測・過去画像を活用しよう
    1. 13.Google Earthの3D表示で地形を確認する
    2. 14.距離や面積を測定する
    3. 15.Google Earthの過去画像で街の変化を見る
    4. Google Earth Proは2027年6月25日に終了するわけではない
  5. Googleマップのナビで失敗しないコツは?「入口」まで確認しよう
  6. 考察|Googleマップ・Google Earthの本当の裏技は「3つの視点」
  7. まとめ|GoogleマップとGoogle Earthは役割で使い分けよう
  8. よくある質問
    1. Googleマップで最初に覚えるなら、どの裏技がおすすめですか?
    2. Googleマップのオフラインマップなら通信なしですべてのナビを使えますか?
    3. Google Earthで昔の画像を見ることはできますか?
    4. Google Earthの画像はリアルタイムですか?
    5. Google Earth Proは2027年6月25日に使えなくなりますか?

Googleマップの裏技とは?まず覚えたい基本の便利機能

Googleマップは目的地を検索するだけでも便利ですが、少し機能を覚えるだけで「探す・計画する・移動する・到着する」までをまとめて助けてくれます。

今回紹介する15の機能・使い方を先に整理すると、次のとおりです。

  • 1.北を画面の上に固定する
  • 2.片手で地図を拡大・縮小する
  • 3.行きたい場所をリストに保存する
  • 4.複数の目的地を一つのルートにする
  • 5.出発・到着時刻から予定を逆算する
  • 6.徒歩の「詳しい音声案内」を使う
  • 7.Googleマップのレンズで周囲と経路を照合する
  • 8.オフラインマップを保存する
  • 9.駐車した場所を記録する
  • 10.ストリートビューで入口を下見する
  • 11.現在地を必要な相手と共有する
  • 12.シークレットモードを使い分ける
  • 13.Google Earthで街や地形を3D表示する
  • 14.Google Earthで距離や面積を測る
  • 15.Google Earthの過去画像で街の変化を見る

大切なのは、15個すべてを覚えることではありません。

自分がよく困る場面に合う機能を2〜3個覚えるだけでも十分です。便利機能を覚えること自体が目的にならないようにしたいですね。

1.北をいつも画面の上に固定する

歩いている途中でGoogleマップを確認すると、地図の向きが変わって「自分はいま、どちらを向いているの?」と混乱することがあります。

そんな方は、ナビの設定で北を上に固定する方法を試してみるとよいでしょう。

特に紙の地図を見る感覚で、「駅の北側」「川の西側」のように位置関係を把握したい方には分かりやすい方法です。

私はこうした設定こそ、地味ですが暮らしに役立つ機能だと感じています。新しい機能を追加するのではなく、自分が地図を理解しやすい状態に整えることも立派な裏技ですね。

2.片手でGoogleマップを拡大・縮小する

Googleマップを拡大するとき、2本の指で画面を広げていませんか?

実は、地図を素早く2回タップし、2回目に指を画面につけたまま上下へ動かすことでもズーム操作ができます。

荷物や買い物袋を持っていて片手しか使えないときに便利です。

ただし、歩きながら画面を操作するのは危険です。確認するときは、安全な場所で立ち止まってから操作してくださいね。

3.行きたい場所をリストへ保存する

旅行先のカフェや観光スポットを見つけるたびに、スクリーンショットを撮っている方も多いのではないでしょうか。

Googleマップなら、気になる場所を保存して「行ってみたい」「お気に入り」などのリストとして整理できます。

旅行ごとのリストを作れば、ホテル、飲食店、観光地などの位置関係も地図上で確認しやすくなります。

ここで私が特に便利だと感じるのは、場所の名前だけでなく「距離感」まで一緒に整理できることです。

「気になっていたカフェがホテルから歩けそう」「この観光地だけ離れている」と分かれば、予定そのものを組み直せます。


Googleマップの裏技で旅行や移動をラクにするには?

旅行や出張では、「どこへ行くか」だけでなく「どの順番で回るか」「何時に出るか」「通信できるか」まで考える必要があります。

そこで役立つのが、複数目的地、時刻指定、音声案内、Googleマップのレンズ、オフラインマップです。

4.複数の目的地を一つのルートにする

旅行では、一日に何カ所も回ることがありますね。

観光地を見て、ランチを食べ、温泉へ寄ってからホテルへ向かう。そんな予定なら、一つずつ検索するより複数の立ち寄り先を含めた経路を作ったほうが全体像をつかみやすくなります。

Googleマップでは経路に目的地を追加し、立ち寄る順番を調整しながらルートを検討できます。

この機能の本当の良さは、単なる経路検索ではなく、予定の詰め込みすぎに気づけることだと私は考えています。

観光地そのものの滞在時間だけを考えていると、移動時間を忘れがちです。

先に目的地を並べてみれば、「午前中に4カ所は難しそう」「この店は翌日に回したほうがラク」と判断しやすくなりますね。

5.出発時刻・到着時刻から逆算する

「10時までに着きたいけれど、何時に家を出ればいい?」

そんなときは、経路検索で利用できる時刻指定を活用してみましょう。

利用する交通手段などに応じて出発時刻や到着時刻を設定し、予定を考えられます。

待ち合わせや旅行では、「何時に出よう」から考えるよりも、「何時に着かなければならないか」から逆算するほうが予定を組みやすい場合があります。

少し早めに着く余白も含めて考えておけば、気持ちにもゆとりが生まれますね。

6.徒歩では「詳しい音声案内」を活用する

知らない街を歩いていると、数十秒おきにスマートフォンを取り出してしまうことがあります。

Googleマップには、徒歩移動を音声でサポートする「詳しい音声案内」が用意されています。

2026年10月8日時点のGoogle公式ヘルプでは、AndroidとiPhone・iPadで、ナビ設定にある徒歩向けのオプションから詳しい音声案内を有効にする方法が案内されています。

次に曲がる場所までの距離などを音声で確認できるため、画面を確認する回数を減らす助けになります。

もともとユーザー補助という面でも大切な機能ですが、初めての土地を歩く方にも役立ちます。「地図を見る時間を減らす機能」と考えると、その便利さが分かりやすいですね。

7.「ライブビュー」を探しているならGoogleマップのレンズを確認

以前「ライブビュー」と呼ばれていた機能を覚えている方は、名称の違いに戸惑うかもしれません。

2026年10月8日時点のGoogle公式ヘルプでは、カメラを使って周囲と徒歩経路を照らし合わせる機能は「Googleマップのレンズ」として案内されています。

対応する場所では、カメラ越しの現実の風景とナビ情報を照らし合わせられます。

「地図では右だけれど、この交差点のどの道なんだろう?」という、徒歩ナビで起こりがちな迷いを減らしやすい機能です。

※画像はAIによるイメージ

ただし、カメラ画面を見ながら歩き続けるための機能ではありません。

周囲を確認する必要がある場所で使い、方向が分かったらスマートフォンから目を離す。「ナビを見る」のではなく「現実とナビを照合する」ために使うと考えると安全に活用しやすいですね。

8.オフラインマップは旅行前にダウンロードする

山間部や郊外、海外などでは、いつでも安定した通信ができるとは限りません。

Googleマップでは、対応している地域をあらかじめスマートフォンなどへダウンロードしておき、インターネット接続が遅い、または利用できないときに使えるオフラインマップがあります。

Androidの場合、プロフィール画像またはイニシャルから「オフラインマップ」を開き、「自分の地図を選択」で保存範囲を指定する方法などがGoogle公式ヘルプで案内されています。

ただし、オンライン版のGoogleマップを丸ごと保存できるわけではない点には注意してください。

オフラインでは公共交通機関、自転車、徒歩の経路案内を利用できず、自動車の経路でもリアルタイムの交通情報や代替ルートなどに制限があります。また、契約上の制約などによってオフラインマップをダウンロードできない国・地域もあります。

そのため、私はオフラインマップを「普段のGoogleマップの代用品」ではなく、通信トラブルに備えた予備の地図として考えるのがおすすめです。

ホテル、駅、観光地などを含む範囲を旅行前に保存しておけば、通信できない場面でも落ち着いて現在地周辺を確認しやすくなりますね。

9.駐車した場所を保存する

大型ショッピングモール、テーマパーク、観光地などで意外と困るのが、「車をどこに停めたか分からない」という問題です。

車を降りたときにGoogleマップへ駐車場所を保存しておけば、戻るときの手がかりになります。

駐車場そのものを探す時間は短くても、疲れて帰ろうとしているときの10分は長く感じますよね。

出発するときではなく、車を降りた直後に記録する。

この小さな習慣は、機能そのものより覚えておきたいポイントだと思います。


ストリートビュー・位置情報の裏技はどう使う?

Googleマップをさらに便利にしてくれるのが、ストリートビューや位置情報関連の機能です。

ただし位置情報は便利である一方、プライバシーにも関わります。「便利だから全部オン」ではなく、自分に必要な範囲で使うことが大切ですね。

10.ストリートビューでは「建物」より「入口」を確認する

ストリートビューでは、対応している道路や場所のパノラマ画像を確認できます。

旅行前にホテル周辺を見たり、駅から目的地までの目印を探したりできますが、私がおすすめしたいのは目的地の入口を確認する使い方です。

地図では目的地に着いているのに、「入口はどこ?」と建物の周囲を歩き回った経験はないでしょうか。

大型商業施設、ホテル、病院、地下駐車場などでは、地図上の地点と、人や車が実際に入る場所が一致するとは限りません。

そこでストリートビューを使い、「どちら側に入口があるのか」「駐車場へ入る道路はどこか」「最後に曲がる交差点はどんな場所か」を確認しておきます。

私はこれを、「ラスト500メートルの下見」として使うのがおすすめだと考えています。

長距離の移動では高速道路や幹線道路ばかり気にしがちですが、実際に迷いやすいのは目的地のすぐ近くです。

ストリートビューの画像はぼかしをリクエストできる

ストリートビューに自宅などが映っていることが気になる場合、Googleには画像上の問題を報告し、ぼかしをリクエストする仕組みがあります。

ただし、画像をぼかすことと、Googleマップ上から住所や建物自体を削除することは同じではありません。

一度ぼかした画像の扱いなども含め、申請する場合はGoogleの最新案内を確認し、必要性を考えてから手続きすると安心ですね。

11.現在地共有は「誰に・いつまで」をセットで考える

Googleマップでは、家族や友人などにリアルタイムの現在地を共有できます。

待ち合わせで「今どこ?」と何度も連絡し合うより、お互いの位置を確認できたほうがラクな場面もあります。

一方で、位置情報は自分の生活圏や行動につながる大切な情報です。

そのため、現在地共有を使うときは「誰に共有するか」と「いつまで共有するか」をセットで確認する習慣をつけておきたいですね。

便利さを捨てる必要はありません。

必要なときだけ使い、用事が終わったら共有状態を確認する。このくらいの距離感がちょうどよいと私は思います。

12.シークレットモードは「完全匿名」になる機能ではない

検索した場所をGoogleアカウントへ残したくない場面では、Googleマップのシークレットモードがあります。

Google公式ヘルプによると、シークレットモードをオンにした端末では、Googleマップの閲覧・検索履歴をアカウントへ保存しない、タイムラインを更新しない、アクティビティを使ったマップのカスタマイズを行わない、といった動作になります。

ただし、ここで誤解したくないのが「シークレットモード=インターネット上で完全に匿名になる」ではないことです。

インターネットプロバイダ、ほかのアプリ、音声検索、ほかのGoogleサービスなどでの情報の扱いまで一括して変える機能ではありません。

また、シークレットモードではオフラインマップ、場所の保存など一部機能が利用できなくなります。

つまり、「何も記録されない魔法のボタン」ではなく、Googleマップ内の特定のアカウント活動を残したくないときに使う機能と理解するのが分かりやすいでしょう。

タイムラインは自分で有効にして使う機能

過去に訪れた場所や移動を振り返る機能がタイムラインです。

Googleの案内ではタイムラインは初期状態でオフで、利用者が有効にした場合に利用されます。

旅行の記録を振り返りたい方には便利ですが、位置情報の履歴を残すことに抵抗を感じる方もいるでしょう。

ここに一つの正解はありません。

「思い出として残したい」のか、「行動履歴はできるだけ残したくない」のか。自分が何を優先するのかを考えて選ぶのが大切ですね。


Google Earthの裏技とは?3D・計測・過去画像を活用しよう

Googleマップが「目的地まで移動する」のを得意としているなら、Google Earthはその場所を広い視点から理解することを得意としています。

街を3Dで眺める、距離を測る、過去の画像と比較するといった使い方を覚えると、旅行だけでなく地理や街の変化を見る楽しみも広がります。

13.Google Earthの3D表示で地形を確認する

Google Earthでは衛星画像や航空画像などを使い、世界中のさまざまな場所を見ることができます。

対応エリアでは、建物や地形を立体的に表示することもできます。

普通の地図では同じ「5km」に見えても、平らな市街地を走る5kmと、山間部を進む5kmでは感覚がまったく違いますよね。

Google Earthで斜め上から眺めると、「海のすぐ後ろに山がある」「目的地まで谷沿いの道路が続いている」といった地形を直感的につかみやすくなります。

距離だけでは見えない移動の難しさを、地形から考えられる。

ここはGoogleマップとGoogle Earthを組み合わせる大きなメリットだと感じます。

14.距離や面積を測定する

Google Earthには、距離や面積などを調べる機能があります。

「家から公園まで直線ならどれくらい?」「この場所はどのくらいの広さ?」といった疑問を自分で確かめられます。

デスクトップ版のGoogle Earth Proでは、Google公式ヘルプで地上の距離・面積のほか、3Dパスや3Dポリゴンを使った測定機能も案内されています。

ただし、表示される数値を正式な測量値として扱うのは避けましょう。

土地取引や建築、工事など正確な測量が求められる用途では、専門的な測量とは分けて考える必要があります。

暮らしの中で「だいたいどれくらいだろう?」を調べる道具として使うのがちょうどよいですね。

15.Google Earthの過去画像で街の変化を見る

Google Earthでは、現在の画像だけでなく、過去のイメージを表示して場所の変化を確認できます。

住宅地ができる前、道路が整備される前、大きな建物が建つ前など、同じ場所を時系列で見比べると街の成り立ちが見えてきます。

※画像はAIによるイメージ

ここで注意したいのは、Google Earthの画像が「今この瞬間」のリアルタイム映像ではないことです。

画像の撮影時期は場所などによって異なります。現在の交通状況や建物の営業状況を判断するためのライブカメラのようには使えません。

また、「Google Earthの過去画像」と「過去のストリートビュー」も分けて考えると理解しやすくなります。

上空から土地全体の変化を見るなら過去のイメージ、道路上から街並みの変化を見るなら過去のストリートビューという違いです。

同じ場所でも視点を変えると、見えてくる歴史が違います。地図がちょっとしたタイムマシンのように感じられますね。

Google Earth Proは2027年6月25日に終了するわけではない

Google Earth Proを使っている方にとって、今後の扱いは気になるところでしょう。

Google Earth Communityでは、Googleのコミュニティマネージャーが2026年7月7日、デスクトップ版Google Earth Proは2027年6月25日から新規ダウンロードできなくなる予定だと発表しています。

ここで重要なのは、「2027年6月25日にGoogle Earth Proが一斉に使えなくなる」という発表ではないことです。

Googleは、すでにデスクトップ版を利用している人、または2027年6月25日より前にダウンロードした人については、その日を過ぎても引き続き利用できると説明しています。

一方、Googleはウェブ版・モバイル版Google Earthの機能強化を進めており、ウェブ版には過去のストリートビュー、高度な測定、環境データ、プロジェクト共有・編集などの機能が用意されています。

さらに2026年7月の追加説明では、ウェブ版にシェープファイルの読み込み、高度プロファイル、フライトシミュレーターといった機能も加わったことが紹介されました。

この流れを見る限り、今後は「Proが突然消える」というより、Google Earthの中心がウェブ・モバイルへ移っていく過程として捉えるほうが実態に近いと私は考えます。

将来のサービス内容は変更される可能性があるため、2027年6月25日前後に利用する方は、その時点のGoogle公式案内を確認してくださいね。


Googleマップのナビで失敗しないコツは?「入口」まで確認しよう

Googleマップはとても便利ですが、ナビが示すルートを無条件で進めばよいわけではありません。

地図上で効率的な道と、人間が実際に走りやすい道は同じとは限らないからです。

狭い生活道路、通行しにくい山道、複雑な交差点など、数字だけでは分かりにくい条件があります。

さらに見落としやすいのが「目的地のピン」と「実際に入りたい入口」の違いです。

大型ホテルや商業施設なら、建物の中心付近に目的地が表示されても、駐車場入口は反対側の道路にあるかもしれません。

地図上では「到着」なのに、人間にとってはまだ到着していないのですね。

そこで私がおすすめしたいのが、「ルート確認」と「ラストワンマイル確認」を分ける方法です。

まずGoogleマップで全体の経路を確認します。

次に、初めて訪れる大型施設や分かりにくい場所なら、ストリートビューで最後の交差点や入口を確認します。

さらに山間部など地形が気になる場所では、Google Earthで周囲を上空から見ておきます。

つまり、

**Googleマップ=経路
ストリートビュー=入口
Google Earth=地形**

という役割分担です。

たとえば初めて山あいの温泉旅館へ車で行くとしましょう。

Googleマップだけを見ると、「目的地まであと10km」という情報が中心になります。

Google Earthで周辺を見ると、その10kmが市街地なのか山道なのかをイメージしやすくなります。

さらにストリートビューで旅館周辺を見れば、「駐車場はこちら側から入るのか」と最後の部分まで予習できます。

反対に、近所のスーパーへ行くのにGoogle Earthまで開く必要はありません。

目的地が難しくなるほど、確認する視点を一つずつ増やす。

この使い方なら、便利機能に振り回されず、本当に必要な情報だけを取り出せます。

なお、実際の運転ではGoogleマップの案内より、現地の道路標識、交通規制、道路状況を優先してください。

ナビが示す道が安全に通行できないと感じたら無理に進まず、運転中にスマートフォンを操作することも避けましょう。確認が必要な場合は安全な場所へ停車してくださいね。


考察|Googleマップ・Google Earthの本当の裏技は「3つの視点」

今回15の機能を整理して感じたのは、Googleマップの裏技とは、隠れたボタンをたくさん覚えることではないということです。

私が特に大切だと考えているのは、平面・地上・上空という3つの視点を使い分けることです。

Googleマップは、道路や施設の位置関係を把握する「平面」の視点です。

ストリートビューやGoogleマップのレンズは、人が実際にその場所へ立ったときの「地上」の視点です。

Google Earthは、街、山、川、海などをまとめて眺める「上空」の視点です。

同じ目的地なのに、見る高さを変えるだけで得られる情報が変わります。

Googleマップでは「ホテルまで5km」と表示されても、Google Earthで見ると急な地形に囲まれているかもしれません。

ストリートビューを見ると、ホテルの正面玄関と駐車場入口がまったく別の場所にあると気づくかもしれません。

ここでポイントになるのが、コンピューターにとっての「到着」と、人間にとっての「到着」は少し違うということです。

地図上の座標へ着けば、システム上は目的地へ到着したことになります。

しかし私たちが本当に知りたいのは、「車をどこから入れるのか」「どちらのドアから入るのか」「安全に歩けるのか」といった、その先の情報ですよね。

だから私は、旅行の下調べでは「目的地まで」ではなく、「目的地の入口まで調べる」ことを一つの基準にしています。

これは特別なアプリも難しい知識も必要ありません。

Googleマップで経路を調べたあと、ほんの1〜2分だけストリートビューを見る。そのひと手間で、現地に着いてからの迷いを減らせる場合があります。

一方で、便利な機能を全部使おうとする必要もありません。

近所への買い物なら駐車位置保存、電波が不安な旅行ならオフラインマップ、初めて行く施設ならストリートビュー、待ち合わせなら現在地共有。

「いま困っていることを一つ減らすために、一つの機能を使う」くらいがちょうどいいと私は思います。

暮らしを便利にする道具は、使いこなすこと自体が目的ではありません。

スマートフォンを見る時間を少し減らして、迷う時間を少し減らし、そのぶん旅行先の景色や家族との時間を楽しめる。

GoogleマップやGoogle Earthの便利機能は、そんな小さな「時間の余白」をつくるために使っていきたいですね。


まとめ|GoogleマップとGoogle Earthは役割で使い分けよう

Googleマップには、片手ズーム、場所の保存、複数目的地、時刻指定、詳しい音声案内、Googleマップのレンズ、オフラインマップ、駐車位置保存、現在地共有など、移動をラクにしてくれる機能があります。

Google Earthでは、3D表示、距離・面積の測定、過去のイメージなどを使い、普段の地図とは違う視点から場所を理解できます。

特に覚えておきたいのは、Googleマップで経路を確認し、ストリートビューで入口を確認し、必要ならGoogle Earthで地形を見るという使い分けです。

すべての裏技を今日から使う必要はありません。

次のお出かけでは「行きたい場所を保存する」「オフラインマップを準備する」「ストリートビューで入口を見る」のどれか一つだけでも試してみませんか?

出発前のほんの数分が、現地で地図とにらめっこする時間を減らしてくれるかもしれませんね。


よくある質問

Googleマップで最初に覚えるなら、どの裏技がおすすめですか?

普段使いなら「場所の保存」と「駐車位置保存」、旅行なら「オフラインマップ」と「ストリートビュー」が使いやすいでしょう。

特に初めて行く大型施設では、ストリートビューで入口や駐車場周辺まで確認しておくと、地図上の目的地へ着いてから迷うリスクを減らせます。

Googleマップのオフラインマップなら通信なしですべてのナビを使えますか?

いいえ。オフラインマップには機能上の制限があります。

公共交通機関、自転車、徒歩の経路はオフラインでは利用できず、自動車でもリアルタイムの交通情報や代替ルートなどは利用できません。通信できないときの「予備の地図」と考えるのがおすすめです。

Google Earthで昔の画像を見ることはできますか?

Google Earthでは過去のイメージを表示し、場所がどのように変化したか確認できます。

ただし、上空から見る過去のイメージと、道路上から街並みを見る過去のストリートビューは別のものです。土地全体の変化なら過去のイメージ、道路沿いの変化なら過去のストリートビューというように使い分けると分かりやすいですね。

Google Earthの画像はリアルタイムですか?

基本的にリアルタイム映像として見るものではありません。

表示される画像の撮影時期は場所や画像によって異なります。現在の道路状況や施設の営業状況などをGoogle Earthの画像だけで判断しないようにしましょう。

Google Earth Proは2027年6月25日に使えなくなりますか?

2026年10月8日時点でGoogleが案内しているのは、2027年6月25日からデスクトップ版Google Earth Proの新規ダウンロードができなくなる予定という内容です。

Googleは、すでに利用している人、または2027年6月25日より前にダウンロードした人は、その日以降も引き続き利用できると説明しています。将来的に変更される可能性もあるため、利用するときはGoogleの最新案内も確認してくださいね。

結城 智秋(ゆうき ともあき)
暮らしのアイデアライター

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