Google 水中検索は、2012年4月1日にGoogle中国が公開したエイプリルフール企画で、現在のGoogle検索に搭載されている機能ではありません。
見慣れたGoogleのホームページが水中世界に変わり、ロゴや検索欄が水面に浮かび、その下を魚やサメが泳ぐという遊び心のある仕掛けでした。現在は当時のGoogle公式ページではなく、第三者が公開する復元版で似た体験を楽しめます。
Googleの海・水の裏技「Google 水中検索」とは?
「Googleの画面が海になる裏技があるらしい」「検索画面を水の中にするにはどうすればいいの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
その正体として知られているのが、Google 水中検索(Google Underwater Search)です。
Googleのロゴや検索欄、ボタンが水面に浮かび、その下では魚やサメが泳ぐという、普段のシンプルなGoogle検索からは想像しにくい演出が楽しめました。
この企画が登場したのは2012年4月1日です。
当時の検索業界メディアSearch Engine Landは、同日公開したGoogleのエイプリルフール企画をまとめた記事の中で「Google China: Underwater Search」として紹介しています。
つまり、「Google 水中検索」という名前だけが後から広まった架空の裏技ではなく、2012年にGoogle中国が実際に公開した企画が存在したことを当時の報道から確認できます。
2012年4月1日にGoogle中国が公開
Google 水中検索のおもしろいところは、まったく別のゲーム画面を用意するのではなく、見慣れたGoogleのホームページそのものを水中世界へ変えてしまった点です。
Search Engine Landは2012年4月1日の記事で、Google中国も世界各地で展開されたGoogleのエイプリルフール企画に参加し、水中検索を公開したことを紹介しています。
同時期のSearch Engine Watchによる紹介では、中国語のGoogleロゴと検索欄が水面に浮かび、その下にサメなどの魚がいる画面だったことも確認できます。
検索サービスの新機能ではなく、いつもの検索画面を遊び場へ変えるエイプリルフール企画だったわけですね。
2012年はGoogleが各地でジョーク企画を展開していた
Google 水中検索だけを見ると少し不思議な企画に思えますが、2012年当時のGoogle全体を見ると位置づけが分かりやすくなります。
この年の4月1日には、水中検索以外にもGoogle Mapsを8ビットゲーム風にする企画など、さまざまなエイプリルフール企画が展開されました。
Google Mapsの公式ブログでも、ファミコン向けGoogle Mapsという設定の「Google Maps 8-bit」が紹介され、デスクトップ版Google Mapsには実際に8ビット風の地図を楽しめる仕掛けが用意されていました。
Google 水中検索も、こうした2012年のGoogleによる世界規模の遊び心ある企画の一つとして見ると理解しやすいですね。
「隠しコマンド」とは少し違う
現在ではGoogle 水中検索が「Googleの海の裏技」「Googleの水の裏技」「Googleの隠し機能」などと紹介されることがあります。
ただし、現在のGoogle検索に特定の言葉を入力すると起動するタイプの隠しコマンドとは性質が異なります。
たとえばGoogle検索には、特定の検索語によって画面上に変化が起こる遊びが知られています。
一方のGoogle 水中検索は、Google中国が2012年4月1日の企画として用意した専用のWeb体験でした。
そのため、現在Googleの検索窓へ「Google 水中検索」や「Google Underwater Search」と入力しても、通常のGoogle検索画面そのものが海へ沈むわけではありません。
「やってみたけれど何も起きない」という場合も、パソコンやスマートフォンが故障しているわけではないので安心してくださいね。
Google 水中検索では何が起こった?
Google 水中検索では、ロゴや検索欄などが水面に浮かび、水中を魚やサメが泳ぐインタラクティブな演出が楽しめました。
単にGoogleの背景画像を海へ変更するだけではありません。画面上のパーツと水の動きを組み合わせたところに、この企画ならではのおもしろさがあります。
主な特徴を整理すると次のとおりです。
- Googleのホームページが水中世界のようになる
- Googleロゴや検索欄、ボタンが水面に浮かぶ
- 水中を魚やサメが泳ぐ
- 水面を操作すると波紋のような動きが起こる
- 浮かんでいる画面パーツが水の動きに反応する
- 「I’m Feeling Lucky」にも水中世界に合わせた演出があったと復元サイトが説明している
「眺めるページ」というより、マウスで触って反応を楽しむページだったことがポイントですね。

ロゴや検索欄まで水に浮かぶ
通常のGoogleホームページでは、ロゴや検索欄、ボタンは決められた場所にきちんと並んでいます。
ところがGoogle 水中検索では、こうしたパーツが水面に浮かぶ物体のように表現されました。
ここが単なる「海の壁紙」と大きく違うところです。
普段は情報を入力するための検索欄が、水に浮かぶおもちゃのように動く。この意外性が、一目見ただけでも伝わる企画になっていました。
筆者としては、誰もが知っている画面だからこそ、少し崩すだけで大きな驚きになるというWebデザインのおもしろさが表れた事例だと感じます。
魚やサメが泳ぐ
水面の下には魚が泳ぎ、サメも登場しました。
Search Engine Watchが2012年4月1日に紹介した当時の記事でも、Googleロゴと検索ボックスが水面に浮き、その下をサメなどの魚が泳ぐ様子が伝えられています。
検索サイトと水族館。
本来はまったく違うものを組み合わせているのに、画面を見れば何を表現しているのかすぐ分かります。
この説明なしでも伝わる分かりやすさは、Google 水中検索が十年以上たっても「あのGoogleの海みたいな画面は何だったの?」と思い出される理由の一つだと考えられます。
水面を操作すると波紋が広がる
Google 水中検索では、水面部分を操作すると波が動き、浮かんでいるパーツも影響を受けるような表現が用意されていました。
現在Google 水中検索を復元しているelgooGも、オリジナルの特徴として、ロゴや検索欄、ボタンが水面に浮かび、ドラッグによって波紋が起こる仕組みを説明しています。
ただ海の映像を表示するだけなら、利用者は眺めるだけです。
自分の操作に画面が反応することで、「Googleのページを水に浮かべて触っている」という感覚が生まれます。
検索画面を情報取得の道具から、触って遊べるWebコンテンツへ変えたことが、この企画の重要なポイントですね。
細かな動作は情報源を分けて考えたい
現在のelgooGによる復元ページでは、「I’m Feeling Lucky」を操作するとコインが落ち、場合によってはボトルや箱、王冠などが現れると説明されています。
ただし、ここでは情報の確かさを分けて考える必要があります。
Google中国が2012年4月1日に水中検索を公開したことや、魚・サメなどが表示されていたことは当時の報道でも確認できます。
一方、「I’m Feeling Lucky」の細かな挙動などについては、現在の復元サイトが説明している情報も含まれています。
昔のWeb企画を調べるときは、「当時存在したこと」と「細部まで当時と同じだったこと」は別々に確認するのが大切です。
後から作られた復元版には、現代向けの調整や新しい機能が加えられている場合があるからです。
Google 水中検索は今もできる?現在できることを整理
結論として、2012年当時のGoogle中国による水中検索は、現在の通常のGoogle検索機能としては提供されていません。
一方、第三者による復元版が存在するため、水面に浮かぶGoogle風の画面や魚が泳ぐ演出など、当時に近い雰囲気を現在のブラウザで体験することはできます。
Google公式版と現在の復元版は別
ここは混同しやすいため、シンプルに整理しておきましょう。
2012年版はGoogle中国によるエイプリルフール企画、現在見つかる代表的な復元版は第三者が再現したWebコンテンツです。
現在、代表的な復元版の一つとして知られているのが「elgooG」のGoogle Underwater Searchです。
elgooG自身も現在のページを「restoration(復元)」として位置づけ、Googleが提供していたオリジナルが終了した後に体験を再現していることを説明しています。
つまり、ページにGoogle風のロゴや検索欄が表示されても、現在のGoogle公式検索サービスそのものではありません。
2012年版はいつまであった?
elgooGの現在の説明によると、Google中国のエイプリルフール用ホームページとしての体験は2012年4月1日に提供され、その後は独立した水中ページがしばらく残っていたものの、2015年8月までには削除されたとされています。
ただし、この「2015年8月まで」という履歴は現在のGoogleによる公式な終了告知ではなく、復元サイトelgooG側が説明している情報です。
そのため、「Googleが2015年8月にサービス終了を正式発表した」という意味ではありません。
過去のWebサービスや期間限定ページは、終了告知や当時の説明ページまで現在も残っているとは限りません。
情報を見るときに「誰が説明しているのか」まで確認しておくと、昔のGoogle企画と現在の復元コンテンツを混同しにくくなりますね。
現在の復元版には追加機能もある
elgooGは、復元したGoogle Underwater Searchを現代のブラウザやタッチスクリーンでも動かしやすいよう調整したと説明しています。
さらに、現在の復元版では検索ボタンを押すと魚が追加され、ときどきサメも登場します。
この魚を追加する機能について、elgooGはオリジナルではなく復元版に加えた機能であることを明記しています。
つまり現在見られるページは、2012年版をそのまま保存したコピーではありません。
当時の特徴を再現しつつ、現代の環境に合わせて手を加えた「復元+拡張版」と考えると分かりやすいでしょう。
Google 水中検索のやり方は?現在試す4ステップ
現在Google 水中検索を楽しむ場合、Googleの検索画面へ秘密のコマンドを入力するのではなく、第三者が公開している復元版をブラウザで開きます。
タイトルの「やり方」が知りたくて訪れた方は、次の4ステップで確認してみてください。

1.「Google Underwater Search」と検索する
まず普段使っている検索エンジンで、「Google Underwater Search」と検索します。
日本語なら「Google 水中検索」でも関連情報を探せます。
現在はGoogle中国の2012年版を起動するのではなく、検索結果から復元コンテンツを探す形になります。
2.ページを開く前に提供元を確認する
検索結果には、Google 水中検索について説明する記事や第三者による復元サイトなどが表示される場合があります。
ここで大切なのは、「Google」という文字が入っているだけでGoogle公式と判断しないことです。
代表的な復元サイトとして知られるelgooGもGoogleそのものではなく、過去のGoogle関連コンテンツなどを再現している第三者サイトです。
ブラウザのアドレス欄やページ内の説明を見て、誰が提供しているページなのか確認してから利用しましょう。
3.復元版をブラウザで開く
提供元を確認したら、復元版をWebブラウザで開きます。
elgooGの現在のGoogle Underwater Searchでは、特別なアプリをインストールするのではなく、ブラウザ上で水中演出を体験する仕組みになっています。
水中検索を楽しむためだけに、端末の重要な設定を変更する必要もありません。
もし探している途中で、不自然なソフトのインストールやファイルのダウンロードを強く要求されるページが表示された場合は、そのまま進まず提供元を確認したほうが安心ですね。
4.水面をドラッグして遊ぶ
復元された水中画面が表示されたら、まず水面部分をマウスでドラッグしてみます。
現在のelgooG版では、水面に波紋を起こしたり、浮いているGoogle風のロゴや検索欄を動かしたりできます。
さらに現在の復元版では、検索ボタンを操作すると魚が追加され、ときどきサメも現れます。
この魚を増やす仕掛けは復元版独自の追加機能なので、「2012年当時もまったく同じだった」と考えないこともポイントです。
スマートフォンなどのタッチ操作にも対応するよう調整されているため、環境によっては指で水面を動かすこともできます。
会社や学校の端末では利用ルールを優先する
会社や学校から貸与されているパソコンでは、第三者サイトへのアクセスが制限されている場合があります。
復元ページへアクセスできなくても、端末の制限を解除したり設定を変更したりする必要はありません。
組織の利用ルールを優先し、試すのであれば自分の端末を使うのが安心ですね。
Google Gravityとは違う?2012年前後のWeb実験と比較
Google 水中検索を調べていると、「Google Gravity」「Google Space」「Google Sphere」など、Googleの画面を大胆に動かす似たコンテンツを目にすることがあります。
しかし、見た目が似ているからといって、すべてGoogle公式のエイプリルフール企画だったわけではありません。
Google Gravityは2009年のWeb実験
Google Gravityは、Google風のホームページに重力を与え、ロゴや検索欄などが画面下へ落ちていくWeb実験として知られています。
Googleの「Experiments with Google」には、Google Gravityが2009年3月のChrome Experiments作品として掲載されています。
ここがGoogle 水中検索との重要な違いです。
Google 水中検索は2012年4月1日のGoogle中国による企画として当時報道されていますが、Google GravityはGoogleの検索サービスに標準搭載された「公式裏技」と考えるより、ブラウザ表現を試すWeb実験として捉えるほうが正確です。
Google SphereやGoogle SpaceもWeb表現の実験
Google SphereもExperiments with Googleに掲載されており、2009年5月のMr.doobによる作品として紹介されています。
検索画面の要素を球状に回転させ、平面のブラウザ上で立体的な動きを感じさせる作品です。
Google SpaceもMr.doobによる作品で、2012年10月に公開されました。こちらはGoogle Gravityとは反対に重力をなくし、Google風ページのパーツが無重力空間のように漂います。
水中検索、Gravity、Sphere、Spaceはどれも「見慣れたGoogle画面を壊して遊ぶ」という点では似ています。
しかし、その制作者・公開時期・企画の位置づけは同じではありません。
「Googleの画面だから全部Googleの公式隠し機能」とひとまとめにしないことが、こうした昔のWeb作品を正確に楽しむコツですね。
2012年前後は「Webページそのものを動かす」面白さが目立った
ここからは筆者の考察です。
Google 水中検索をGoogle GravityやGoogle Sphereなどと並べて見ると、2009〜2012年ごろのWebでは、普段は固定されているWebページの部品を動かすこと自体が強いエンターテインメントになっていたことが見えてきます。
Google Sphereの紹介では、当時のWebKitの変形機能を利用し、2次元の画面上で3Dのように見せる工夫について制作者自身が説明しています。
Google Gravityでは検索画面が重力で崩れ、水中検索では水に浮かび、Google Spaceでは無重力のように漂う。
どれも「Google風のホームページ」という共通の題材を使いながら、重力、水、無重力、立体感という現実世界の感覚をブラウザへ持ち込んでいるのが興味深いところです。
現在は高度なアニメーションを使ったWebサイトも珍しくありません。
だからこそ、当時の作品を見ると、派手な映像を大量に使わなくても「いつもの画面のルールを一つ変える」だけで驚きを作れることが分かります。
暮らしの工夫を紹介する立場の私から見ても、この発想は少し似ています。
新しいものをたくさん足すより、普段当たり前だと思っているものを少し違う角度から見る。そのほうが、シンプルなのに印象へ残ることがありますね。
Google 水中検索を振り返って分かること
筆者としてGoogle 水中検索で特に重要だと感じるのは、「Google公式だったかどうか」を現在の見た目だけで判断しないことです。
2012年4月1日にGoogle中国が水中検索企画を展開したことは、同日のSearch Engine Landなどの報道から確認できます。
一方、現在体験できるelgooG版は第三者による復元であり、現代のブラウザ向けの調整や新機能も含まれています。
さらにGoogle GravityやGoogle Sphereのように、Google風の画面を使っていても別の制作者によるWeb実験だった例もあります。
この違いを知っているだけで、ネット上でよく見かける「Googleの裏技」という言葉を、少し正確に読み解けるようになります。
また、Google 水中検索にはWebコンテンツの「残り方」を考える面白さもあります。
本であれば古くなっても手元の一冊を開けますが、Webページは提供が終了すると、当時と同じ形では簡単に見られなくなることがあります。
第三者による復元版は、その体験を知る手がかりになります。
ただし、復元されたものと当時のオリジナルは必ずしも同一ではありません。
Google 水中検索の場合も、elgooGは検索ボタンから魚を増やす仕掛けを復元版独自の追加要素として説明しています。
昔のWebコンテンツを楽しむときには、「懐かしい」で終わらせず、当時の記録と現在の復元版を分けて見る。
私は、このひと手間がネット上の情報を安心して楽しむためにも大切だと考えています。
まとめ|Googleの海・水の裏技は2012年のGoogle 水中検索
Googleの海・水の裏技として知られるGoogle 水中検索(Google Underwater Search)は、2012年4月1日にGoogle中国が公開したエイプリルフール企画です。
Googleロゴや検索欄などが水面に浮かび、その下を魚やサメが泳ぐという、普段の検索画面を遊び場へ変えたユニークなWeb体験でした。
現在の通常のGoogle検索に水中検索が搭載されているわけではありませんが、第三者による復元版が存在します。
今から試すなら、「Google Underwater Search」と検索する→提供元を確認する→復元版をブラウザで開く→水面をドラッグして楽しむという流れが分かりやすいでしょう。
そしてGoogle GravityやGoogle Sphereなどと比べてみると、Google風の画面を使った作品でも、その成り立ちはさまざまです。
「誰が作ったのか」「いつ公開されたのか」「現在見ているものはオリジナルなのか復元版なのか」。
この3点を意識しておけば、懐かしいGoogleのWeb企画をより正確に、安心して楽しめますね。
よくある質問
Googleの海・水の裏技とは何ですか?
一般に「Google 水中検索(Google Underwater Search)」として知られているWeb上の仕掛けです。
2012年4月1日にGoogle中国が公開したエイプリルフール企画で、Google風のホームページが水中世界になり、ロゴや検索欄が水面に浮び、その下を魚やサメが泳ぐ演出がありました。
Google 水中検索は今もGoogleでできますか?
現在の通常のGoogle検索機能として、2012年当時の水中検索が提供されているわけではありません。
現在は第三者による復元版が存在するため、「Google Underwater Search」などで検索し、提供元を確認したうえで復元コンテンツを楽しむ方法があります。
Google 水中検索とGoogle Gravityは同じですか?
同じものではありません。
Google 水中検索は2012年4月1日のGoogle中国によるエイプリルフール企画として当時報道されています。一方、Google Gravityは2009年に登場したWeb実験で、Experiments with GoogleにもChrome Experimentsの作品として掲載されています。
執筆:結城 智也(暮らしのアイデアライター)


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